機材バカ一代

音響機材全般と現場の話

ケーブル自作のすすめ

俺が書かなくてもやってると思うが、マイクケーブル、スピーカーケーブルなど

仕事で使う一切のケーブルは自作すべし。


好きな長さで作れるのは勿論、万が一現場でトラブった時に手早くパパっと修理できる。


好きなケーブル、好きなコネクタで作ってもらって構わないが、下手に色分け…なんぞは御法度だ。


レコーディングで使うケーブルならまだ良いが、PAで使うケーブル、しかもステージ上で客の目に付くケーブルは絶対「黒」以外許されない。


理由は「鬱陶しい」から、だ。


ステージ上は、照明やら出演者の衣装やら色んな色で演出されてる。

その中にカラフルなマイクケーブルがうじゃうじゃあってみろ?

目障りでしょーがない。


例え全部同じ色に統一してても、だ。




この写真なんか見てみろ。

赤いマイクケーブルに目線を取られてダメだ。

こいつはダメなPA屋だ。

何のために赤いケーブル使ってるのかわかりゃしねえ。



「黒」以外は絶対にありえない。


そんな事もわかってねー糞PA屋がいてムカつく。



どうしても色分けしたいんなら、オス側のコネクタにカラーリングを付ける事だな。

俺はそうしてる。

リボンマイクのすすめ

ダイナミックマイク、コンデンサーマイクを使い倒したあなた。

騙されたと思ってリボンマイクを使ってみな。


お薦めは「Coles 4038」




取り扱いには気を遣うが、今まで聴いたことない音が録れるぞ。

ドラムのトップ、アンビエンス、ピアノのオフマイク。何でも御座れ。


機材は「何でも良い」とは言ったが、マイクロフォンはまともなヤツ使わんとダメやぞ。

機材なんざ何でも良い


早速、第1回目。


ここ20年で音響機材の進化は目まぐるしく変わった。

そう、アナログからデジタルへの移行だ。

特にレコーディングの核となるレコーダーは完全にデジタルになってしまった。


だが、PAにおいてはまだまだアナログ卓が活躍している所もある。

規模の小さい現場では小回りが利くからだ。


うちもアナ卓、デジ卓両方ある。

現場の規模と予算、そして俺の気分でその日の機材をチョイスする。


高い機材、安い機材織り交ぜて音を届ける。

やれ「Lexiconじゃないと」「Neveじゃないと」と一流機材ばかり欲しがってもくだらない。


フツーの現場なら、とりあえず音が後ろまでビシッと聞こえりゃ良いんだよ!

音のテイストなんざぁそれからの話。


まずは自前の機材でどこまで最高の音を届けられるか、だ。